原料、タレ、製法、すべてにおいてこだわりぬいた「海の幸めし」

私たちは明治年間より、茨城県神栖市波崎で水産加工業を営んでおります。黒潮、親潮、ふたつの海流がぶつかる沖合は、いわし、さば、さんま、あじ・・・、そこは数多くの魚が獲れる豊饒の海。波崎、銚子の前浜をはじめとした各地の漁港に水揚げされた魚を、いかに新鮮なまま加工するか、そして冷凍冷蔵の技術、保管・輸送システムの向上。おかげさまで、みうらやが提供する水産加工品は、皆さまから高い評価を受けるに至っております。

「海の幸めし」は独自の製法によって、なんと骨まで柔らかく、しっとりふっくらした口触りで召し上がって頂ける驚きのお魚です。ぜひ、その味の秘密を知って頂き、銚子産のお魚本来の味をお楽しみください。

骨までしっとり、ふっくらした口触りをお楽しみいただけます

骨まで柔らかくできる理由は、私たち独自の製法と飽和蒸気調理器にあります。その秘密を少しだけご紹介します。

【氷温®熟成でしっとり食感】
「氷温®熟成」という言葉をご存知でしょうか。
食品にはそれぞれ凍る温度帯が違います。水は0℃で凍りますが、それぞれの食品によって凍る温度帯が違いますので凍る一歩手前の温度帯で熟成することが氷温®熟成となります。
グラフでは食品それぞれ凍る温度帯が違うことを示しております。

出典　http://www.hyo-on.or.jp/

「海の幸めし」は、製造工程の中で「氷温®熟成」を取り入れております。食材を凍る寸前までの未凍結の状態で熟成させることで鮮度が保たれ、有害微生物の増殖を抑える効果があります。そして生きた細胞は凍るまいと身を守る為うま味成分を蓄え、うま味が増します。さらに食材の水分をすみずみまで均一にするうるおい効果で加熱調理時の加熱ムラを抑えることができます。

【蒸気調理で骨まで美味しく】
魚を切身にした後、飽和蒸気調理器にて蒸気で加熱します。青魚独特の生臭さを排除し、魚を骨まで柔らかく、美味しく加熱します。最後に、タレと一緒にさらに加熱することで殺菌とタレのなじませをおこない、製品が出来上がります。

【タレはこだわりぬいたオリジナル】
千葉県山武市にある、老舗醤油会社、大髙醤油様に製造依頼し青魚にあうタレをオリジナルで製造してもらっております。

みうらやの煮魚はすべての工程において自社一貫生産、目利きの買い付け人が直接市場から魚を買い付けし、脂ののった良い魚のみだけ骨まで美味しくしっかり加熱し、凍る一歩手前の温度帯で熟成しています。家庭で調理した煮魚に近い風味や食感をぜひ味わっていただきたいと思います。

専門家からもお墨付きの自慢の製法です

私たちの製法について、専門家の方にも実証して頂いております。その専門家の方からもコメントを頂きましたので、ご紹介致します。

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みうらやの氷温®熟成煮魚は、0℃以下でありながら未凍結の温度域である氷温®域を活用する氷温®熟成技術によって調理・加工されており、原料となる魚の鮮度を保持しながら従来品よりも肉質はしっとりとしてやわらかく、まろやかな味わいに仕上げられています。
公益社団法人氷温協会 理事長　山根 昭彦 様

銚子への思い

これまで日本最大規模の水揚げ量を誇る銚子港の恩恵をうけてまいりました。銚子のお魚を私たちが努力し、工夫して、お客様にお届けすることで、千葉県の皆様、銚子の皆様への恩返しにつながります。そして千葉から全国に発信できる商品にしていきたいと願っています。

水産物をめぐる国内外の状況が大きく変化している中、かたちはさまざまでも食生活を支える役割は強まっていると認識し、海の恵みがいつまでも身近に安全に届くよう、地域とともに知恵を絞り、貢献していきたいと思います。
前浜の漁業を大切にする情熱、水産加工技術をより洗練させる進取の精神、そして何より海と魚を愛する心、それらを忘れることなく今後も精進してまいります。

「海の幸めし」を、どうぞよろしくお願いいたします。